イスラムでは女性が髪の毛を見せるのはよくないってことで イエメンでは私もずっと束ねて帽子にいれたり、スカーフ巻いたりでなるべく 見せないようにしていました。

サユーンからシバームに行った帰りの話なんですが、夕方シバームの 対岸の町の丘から夕日に映えるシバームを見た後、ボロボロの乗り合い タクシーでサユーンに帰ってる時だ。
それはピックアップトラックで運転席と助手席以外の座席は荷台で、 ガラスで仕切られていた。

私は助手席に座っていた。運転手との間には宿が一緒でシバームを ご一緒した日本人が座っていた。
その時私はツバのある帽子を被っていたんだけど、暑いから窓が全開 で入ってくる風の強さで帽子のつばがバタバタするのが鬱陶しかった。 暗くなってきたし運転手にも見えにくいしと帽子をはずしてしまった。

しばらくすると頭にゴツって何かが当たった。
最初石かなんか？って思った。
けどそれにしはそんなに痛くないし何回も変だ。
後ろを振り返って見てみると、荷台に座っていた若者がビュンビュンと車は走って いるのに身をめっちゃ乗り出して私の頭に手を伸ばしていたのだ。

え？何！？
あっ　髪の毛！

多分私の髪を触ろうとしていたんやろう。
慌てて帽子を被るとゴツっはピタリとなくなった。

それにしても身の危険をおかしてまでも触ろうとするなんて…
そして帽子で隠したら諦めるのか…
見せてると興奮して（？）手を伸ばしてしまうのか…
そら日本じゃ髪を出すのはフツーやけど、イスラムじゃ下着チラリ みたいなものよね…髪の毛を出すという迂闊さを反省した次第です。

ネットの掲示板とかでは安くて仲良くなればとってもよくしてくれるって 噂のアミンさん。私は・・・探しに行く時間がもったいなくて（笑） ホテルでツアーを頼んじゃいました。
値段もそんなに上乗せはしてなかったし。

帰りにサナア近郊の町もプラスしたのですが、失敗でした…。
詰め込みすぎでした。もう一泊したらよかったのですよねぇ。
ま、ソコトラ島とか行きたいしまた行くからいいか〜。ハハハΣ(ﾉ∀`*)
あとツアーで連れて行かれるご飯屋さんには注意した方がいいかと。 食べる前に値段を聞いた方がいいです。私はバカみたいに高くてマズイ 卵焼きを食べて、失敗したと思いましたので。

でだ。シャハラは聞いてたとおり高い所にあるので、行くまでの風景や （ガッタガタ道をプックアップトラックの荷台に立って行くのとか楽しかった♪） シャハラからの眺めがよかったです。
個人的には時間がないならサユーンやシバームの方を押しますが。

シャハラでは民泊だったのですが、簡素なものでした。
面白かったのは、お世話してくれる宿のおかみさんがずっと布をかぶって 顔を全然見せてくれなかったのに、最後に値段交渉をしていたら 自分の言い値になかなか落ち着かないことにイラダチを覚えたのか
急に布をはぎとって顔をバッチリさらしたことです。

屋内ですが、殿方も何人かいた場でです。
お金が絡むと髪や顔を隠すことなんてどうでもよくなるんやなぁ。 交渉は目と目を見ないとしにくいもんなぁ。
とめっちゃ感心してしまいましたとサ。（笑

そうそうシャハラではくっついてきたガイドさんが、行くと言った場所に 行かなかったのでちょっと怒ったんですよね。
そしたら逆にプンプン怒ったので、ガイドがいなくても困らなかったので 明日ついて来なかったら別にいいやって放っておいたのですよね。

そしたら晩御飯の時にはちゃっかり姿を見せて、明日仕事がなかったら お金不自由やんって思いなおしたんでしょうね。
とっても謝ってくるのです。ま、こっちも怒ったフリだったので

「もう別にええよ」

って言うとめっちゃ喜んで、急にハイテンションになってドライバーさん や護衛の人に抱きついてほっぺチューしだしました。
もちろんされた方はヒエ〜〜って顔になってました(*´艸｀)
同じツアーの日本人男性もやられて 「気持ち悪〜〜い」とゲンナリしてました。(*´艸｀)
ハイテンションでも私には握手だけで済ませてくれたのでホッでした。
ん？シャハラツアー結構人間観察の方が楽しめた気がするね（笑

ちょこちょことアラブ圏を旅しているKIKIなんですが、 ハマム（アラブ式の銭湯というかサウナというか）に 行ったことがありませんでした。
忙しい旅をしているので時間がないとか、垢すりには興味ないしで （つーか苦手。マッサージを一度頼んで触られるのに我慢できな くなって、お金も既に払っているのに３分で中止したことあり） なんとなく行きそびれてましたが、サナアでとうとう行って きました。　→ 写 真

宿の人にハマム行ってみたいと告げると 連れてってくれましたよｄ(^-ﾟ*)（外国人でも入れるけど営業時間 や曜日によって男性の日、女性の日と分かれててよく分からない のでアラビア語が話せないなら自力じゃ厳しいかも。旧市街 には山ほどあります。）

観光客プライスを要求されましたが、垢すり？ マッサージプライスも含まれていた模様。
入り口で宿の人は帰ってしまった後、おばちゃんに聞かれて （身振り手振り）私はダメなので断ったら意外そうだったし。
私は体に巻く布（水着用のパレオ）と水を汲んでかぶる用に ペットボトルの下半分切ったヤツを持参したけど、それも貸して もらえそうだった。だからそういうのも含めたプライスだと思う。

英語は通じなかったけど、中に来ていたお客さんのイエメンギャル （１７歳）が少し話せて具体的にどうするのかなど教えてもらえ ました。彼女は１ヶ月に２〜３回来るんですって。

→服脱いで布巻く

→中がサウナ状になってるから、壁にもたれて座る

→汗かく、布でゴシゴシこすって垢を落とす

→ツボから水汲んで浴びて流す

のくり返しです。のぼせたら涼しい部屋があるのでひと休憩。
中は雰囲気あるし、みんながどうするのか見てるのも楽しい。
私はイエメンの女の子とお話できて面白かったし。

ちなみに私は全裸で布巻きましたが、おばあさんは全裸で スタスタ歩いてたし。(^-^;）若い子はブラとパンツは身に着けた 上に布巻いてた。決まりはないと思う。
時間があれば是非ハマムに♪