ハ ン ピ


よろけハイキング

夜行列車でその朝に着いてちょっとしんどかったけど、少しぐらいブラブラと
遺跡を見て回るぐらい大丈夫かな〜っと、村の東側にある遺跡を観に行った。
が、どれがどの遺跡だか看板もあんまりでてないし、手持ちの地図も縮尺全然
あってなくいかにも道に迷いまくりそうだったところ、たまたまガイドを雇って
ツアーを組んでたカナダ人旅行者達がいたので、そのツアーに混ぜてもらう
ことにした。

最初は岩がゴロゴロしてる中興味深い遺跡が山程あるのに
「すっごーい」と喜んでついていけたのだが、暑いし結構みんな歩くペース早い
しでゲッソリしてきた。これはヤバイかも…ともう一度どこを回るのか確認を
とると遠くに見える山を指差し
「あれが最終目的のモンキーテンプルがある山でっす」
なんて言い出す…。えっあれ登るん!?って思わず口に出るぐらい遠い。

正直ツアーの中のカナダ人の女の子がロングスカートはいてビーチサンダル
だったので、そんなたいしたことないや〜って思ってたってば。ちなみに後に
その子はスカートを膝上までまくって裸足で歩いてた。しかも最近流行りの(?)
ふくらはぎに巻く
貴重品ベルトをバッチリ道行く人達に見せつけながら…。
もうだいぶ歩いてて帰り道も不確かなのでついて行くほかはなかったのだ。
普段運動不足のKIKIにはつらか〜。

途中ジュースや水をがぶ飲みしながら(汗でて余計しんどなるっちゅうねん)
なんとかそのモンキーテンプルとかがあるとゆう岩山にたどりつくと
なんと600段以上の階段があった。うっわーきっつぅ。もう膝ガクガクだよ。
千里の道も一歩からってヤツですかっ(
×;全然不適切 (-_-;))
途中あんまり暑いのかカナダ人の兄さん達3人はTシャツを脱いで上半身裸で
上り続けた。KIKIはその兄ちゃん達に挟まれ てたんやけど、こんなことを言っ
ちゃなんですが、あの、西洋人の方って体臭強烈ですね…。しんどい上に
あま
りの臭いでヨロケテ
しまいました。もちろん途中で休憩とるフリをして抜かし
てもらいましたが…。
苦労して登った頂上からの眺めはもちろんとっても最高でした。
ん?モンキー?てっぺんにめっちゃウヨウヨいたで  ハンピの遺跡は石の建物ばっかし
         
こんな感じに遺跡と岩が点在してるねん。興味深い景色じゃない?

恋の行方

ハンピはとっても小さな村だ。それでもいたるところに大きな岩や石がゴロゴロ
しているとゆうなかなかに面白い景色に人気があるのか、旅人は結構集まる。
おかげで小さいハンピの村はとってもツーリスティックになってて泊るところ、
食べるところに困らない。ファーーストフードの店こそないが、サンドイッチ
だってパンケーキだってちょっぴり変な日本食だって食べられる。(玉子丼
頼んだけど何故か
具にトマトが…)回線こそムカツクほど遅いけどネットカフェ
もあった。

村自体小さいってこともあるだろうけど、KIKIもここではじめて沢山の日本人や
それ以外のツーリスト達と出会った。
10月って時期に休みを取れる人なんて少ないし、学生も休みじゃない。
それにインドのハイシーズンは11月からってゆうのがあってかハンピに来るまで
あんまりツーリストを見かけず、ましてや日本人の旅行者はカニャークマリで
(あ、あとチェンナイの空港で)会ったぐらいだったのでKIKIとしても久々に
(つってもしれてるけど(^-^;)日本語でお話できるのは嬉しくて、ついつい
長居してしまいました。
さすがにここらでブラブラしてる日本人は長期旅行者(半年以上)が多く
無職の人が多かった。KIKIが主婦だとゆうと
「自分の奥さんじゃなくてよかったぁ」
なんて言われることしばしば(-"-;) アンタらこそなにさ…。

一見のどかに思えるハンピだったけど、見所のある遺跡がある山では強盗が出没
するらしくKIKIが来た2週間ぐらい前にも日本人の女の子がマタンガヒルとゆう
山でパスポート貴重品一式を盗られたそうだ。噂ではその子はパスポートの再発行
を待ってる間、サイババに会いに行ってるとか…ほんまかいな。ネタ?
旅人の噂話って度々突飛で面白いよね。

    なかなかユーモラスナお顔じゃござ〜ませ〜ん?   こんな写真載せてるけどあくまでもKIKIは子供好きじゃなくってよ
     ハンピ南側の遺跡;神様の像  &  バスであったかわいい子
まぁそんな中で出会った山田さん(仮名)も、なかなかに面白い人であった。
(ネタにしちゃって す、すいませ〜〜ん)
最初山田さんはショナといる私を見て、これはしめたっと思ってKIKIに声をかけた
そうな。ネイティブの英語を話すショナに頼みたいことがあるから、ショナに
自分を紹介して欲しいと言う。
「英語圏の女の人に渡すラブレターの添削か?」と思ったのだがちょい違った。

ニュージーランド人の女の子とちょっと前までインドを一緒に旅してたのだが、
彼女の為に
Love Song を作り、用事があって日本に一時帰国している間にそれを
スタジオで録音してテープを作ったもののインドにまた舞い戻る際に「もう会い
たくない」とフラレタそう。それでも彼女にそのテープを聴いてもらいたいの
だが、歌詞の英語が変だったら指摘してもらいたいな〜っとのことであった。

ショナに聞いてみると、「それぐらいだったら別にいいわよ」とのこと。
宿の屋上でウォークマンに耳を傾けるショナ。いい奴だぁ。横で待つKIKI。
・・・と妙に長い。1曲長くて5分ぐらいだと思ってたのになかなか終らない。
ドキドキしながら待ってる山田さんに「これ…ひょっとして10分ぐらいの曲?」
「いえ、全部で6曲は入ってます。20〜25分ぐらいかなぁ」
と山田さんのたまう。
そんなに長いんだったら最初に言えよ…(-_-;) しかも6曲ってアナタ多すぎっ
いえ、愛だと言えばそれまでなんやけど。

「で、そのテープを渡すべく彼女は今どこなん?」
「そうだなぁ。彼女はまだインドだか東南アジアをウロウロしてるはずかな」
「場所ハッキリわからへんの?」
「もう会いたくないって言われてメール書いても返事こなんです」
「…じゃあそのテープどうなんの?」
いやぁ渡しようがないですねぇ。いえ、もうショナさんに聴いてもらったから
 いいかなぁって」
「ハァ?本人に渡さないと意味ないや〜ん!」

これにはショナも呆れ顔。渡さないつもりならそんな長いテープ人に添削頼む
なよ…。KIKIも聴く?と言われたけどそんな長いのはイヤだったのでお断りさせ
ていただきやした。

KIKIが日本に帰ってから山田さんとはメールのやりとりを1回だけしたのだけど、
山田さんそれからインドをブラブラしてたら、なんとそのニュージーの女の子と
偶然プリーで再会できたそうだ!待ち合わせもなしにすっごーい。
で、その
Love Song が沢山つまったテープは無事彼女に渡すことができたそうな。
ただし恋は実らなかったそうですが・・・

うーん相変わらず圧縮に失敗してるね
川で釣りをする爺:花をルアーにしてるのだ。釣れんのか?

+ i + ハンピには鉄道やバスのチケットを扱う店が多い。駅にも遠いのでKIKIも
いつもなら自分で買いに行くところを業者に頼んだら最初手数料30Rsって言ってた
のに受け取る段階で75Rsなんて言い出す。KIKI以外にも他の業者でバスのチケット
頼んだ人も同じことを言ってた。怒ってそれなら要らんと言うと元のいい値に戻っ
たけど…最初から欲しい値段で言ってくれればこっちも多少高くてもOKなのに
なぁ。ハンピでチケット頼む方、要注意です。ってインドはどこもか(笑)

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