でたでた南京虫宿!
ムンバイはなんでもアラブパワーのせいで宿代がめっちゃ高い。
それが恐ろしくて足を踏み入れない旅人も多いそうだ。
しかーし、KIKIの飛行機はムンバイから飛ぶのでどうしても
足を踏み入れなければならない。
タージマハルホテルとインド門ぐらいしか観光したいとこは
ないので、別に多少不便な場所でもええわぁ〜って駅からタクシー
の運ちゃんのお薦めの宿に連れてってもらう。
共同トイレ・シャワーでせっまいツインの部屋が350Rs。
今までだったらかんなりキレイめなホテルで部屋にばっちりトイレも
シャワーもついてる値段だ。うーむさすがムンバイ。やるな。
おまけにかなり下町でちょっと歩くとスラムっぽい建物も…(^_^;)
オーナーさんはムスリムだった。ムスリムは、アメリカのアフガンへの
軍事攻撃のせいでアメリカ人はもとより日本人にもいい感情を持たない
人が多いので気をつけるように…とインド人から言われてたから、
(こ、これは印象よくしとかんと…。)
「アタシは大学ではムスリムの歴史を勉強してたんですぅ〜♪」
と別に言わんでもええことを口にして、ムスリムは好きなのよ〜ってアピール。
ってまぁホンマに西アジア史を専攻しててんけどね。
ここでオーナーさん「ウム。いい奴じゃ。」とKIKIの点数をあげる。(多分)
あとアタシが広島に住んでるってゆうと
「そうかそうか。それなら(原爆のせいで)アメリカは嫌いじゃろうて。」
とKIKIを気に入ったようだ。※オーナーさんだけでなく、結構色々な人に
広島に住んでる=アメリカが嫌い って構図をつくる人は多かった。
ほんまかどうかはアタシ広島出身の人じゃないから分からんなぁ。
別れぎわに握手をするばかりか、握手の後さりげなくアタシの頬に
「かわいい奴じゃ」ってな感じで微笑みながら手でタッチするほど。
し、しまった。気に入られすぎた・・・(-_-;)
ちなみに握手も手を離しぎわに指で手のひらをくすぐってくるとゆうなんとも
ゾゾゾで風変わりなもの。(分かる?)流行ってるのか?何なのソレ。
前夜夜行列車だったので、ちょい寝不足なので昼寝をいたすKIKI。
ふっと目をさますとそこには・・・
南京虫がいた。プチって潰すと血が虫からほとばしった・・・
ちょっぴりヤな予感がした。

全てはここからはじまる(多分)インド門
気を取り直して近くでご飯食べて帰ってくると部屋に手紙が入ってやがった。
「隣りの部屋にいる者です。日本について色々アナタと話たい。
部屋にどうか来てください。FROM Your unknown friend 」
やって。(内容はおぼろげ、すぐ捨てたも〜ん)
知らへん人間は友達ちゃうわ、誰が行くねんボケッ。
さっきもネットカフェでナンパされたしムンバイうざいぞ〜!
ゲンナリして再び本を読みながら眠ることにする。
すると南京虫くんのお出ましだ。
もちろん1匹だけでなく、次から次へとめちゃいっぱいでてくる。
こんな時虫除けスプレーさえあれば自分の体はもとより、ベッドにも
シュシュシュのシューーーーーーって撒いて一安心ってとこなのに、
アタクシ事もあろうに虫除けスプレー持ってなかったのよ〜!
あぁ、最悪・・・Night mareーー
コイツには必殺蚊取り線香MADE IN JAPAN
もきかないのだ。
とりあえず目につく虫は潰しては捨てる。いなくなったとこで
うたた寝を試みるも、虫に体を這われるので目が覚めてしまう。
もちろん自分の血が吸われるので、ほっとくワケにはいかない。
ティッシュで捕まえては潰してゴミバコに捨てた。その数50匹以上。
いや、マジで。
おまけに部屋めっちゃ暑いし、夜中の3時だとゆうのに隣りのナンパ
野郎も起きてるようで、何故か壁を(しかもKIKIの側のを)コンコンと
手でノックしながらリズムをとっている。
マジ彼はドラマーのはしくれで、練習してんか〜!?って思わすほどの
リズムのとりよう。♪コンコンッドンッドドン♪コンコンッドンドンドン♪
うるせーー!!寝ろっ!!!寝かせてくれいっ!!
ただでさえ南京虫のせいで寝れないのにやかましいにも程がある。
ムカつくので、KIKIも壁をガーン!ってコブシで叩いてやったら
静かになった。とにかく朝になったら速攻宿を変えよう。
南京虫といい、ドラマー野郎といい涙がでてくる状況やわ。
早く夜があけて〜〜とひたすら呪う願う。
なんとか夜が明けて、荷づめをして出て行こうとしたら、オーナーさんが
現れた。虫のこととか説明するのもダルイので
「今日飛行機がでますのでチェックアウトします」とゆうと
「じゃあ僕の車で送って行ってあげよう♪飛行機の時間まで観光もさせて
あげるよ♪そうだっご飯も一緒に食べよう♪おごってあげるよ♪」
と普段ならとぉっても美味しい話。(まぁ普段でも行かんがな)
もちろんお断りしましたがムンバイに行かれる方、CST駅からTAXIの
運ちゃんが連れてく宿にはご用心。
世にも恐ろしい南京虫&ナンパ宿です。(-_-;)
ちなみに宿の名前は HOTEL QAMAR です。
最後の日はこんな感じですごしてみた
最終日。いよいよその夜の便でインドとはおさらば。
昼まで部屋でゴロゴロして、サンドイッチとコーラを食べた後ネットカフェ
に行き、プリンス・オブ・ウェールズ博物館へ。入場料は$8と高いけど
この旅ではまった細密画が沢山見れるのでOK♪細密画が沢山見れて
あとチベットの曼荼羅まで結構あり幸せー。
が、古い建物のせいか何なのか冷房がきいていない。(大抵どこもそうだけど)
見てまわってるウチに暑くて暑くてヨロケテきちゃった。そこんとこ不幸せー
結構入場料とってるんやから冷房きかせて欲しい〜。陳列物の保存状態も
よくなってよろしいかと。
+ i +
日本語でのテープガイド無料です。チケットに含まれてます。
KIKIが博物館のおばちゃんに頼まれて日本語の案内文書きました。エッヘン
今回インドに来るのに楽しみにしてたことがあります。それは何かというと…
ジャジャーン インドカレーを食べるのに必須のターリー用の食器を買う!
の巻き〜ってお話形式にしてどうする。
当たり前だが結構
かさばって重いし、
最終日の今日まで
買ってない。前もって
調べておいた店に買いに
行くと思ってたより安い。
チャイカップ、普通のカップ、
調味料入れ等々アホほど
買ってしまう
← 写真これでもまだ
全部じゃなかったりして
(^-^;)
おかげで帰りの荷物は死ぬ程重かった。関空から広島まで帰るのに我が身を
呪いました。(これがまたムッカつくほど遠いんだ。チックショ)
飛行機は深夜発だったので時間があった。もう夕方ですることがないので
ビールを飲むことにした。奮発して CAFE
ROYAL とゆう高そうな店に入り
一人でビールとタンドーリチキンのサンドイッチ頼んで村上春樹風に浸って
時間をつぶした。店は高いだけあって冷房もきいていた。僕は外の喧騒を
眺めながら今回の旅について考えを巡らせた。それはとてつもなく困難な
作業であり、とても手に負えるものではなかった。結局僕はあきらめ
「ヤレヤレ」とつぶやいてキンキンに冷えたビールを喉に流し込むので
あった。なんつって
ちなみにお値段はビール1本とマッシュルームサラダ、サンドイッチとで320Rs
日本円では¥800ぐらいやけど、大体毎晩10分の1程の35Rsぐらいでご飯食べて
たからエライ奮発したことになる。
空港までは歩き方に載っていたエアインデアのビルからでるリムジンバスで
行こうと下調べしといたのでそこまではタクシーで行くと・・・でました
"さすが5年前以上前の歩き方だよ、リムジンバスなんてねーよっ"(-_-;)
念のためウェールズ博物館の日本語を話すガイドさんにもあるかどうか
聞いていたんだけど、どうやら去年(2000)に廃止されたらしい。あうー。
ガイドさんはあるって言ってたんやけどなー。
ビルのガードマンが丁寧にタクシー以外で安く空港に行く方法を教えてくれた
ここからタクシーで鉄道駅→ホニャララ駅からホニャララ駅まで電車に乗る
→オートリキシャで空港へ ・・・が安くつくそうだ。幸い時間はある。
そしてお金はさっきのビール代で使っちまった。・・・決定じゃんよ。
が、この食器がアホほど入ったリュックしょってラッシュに揉まれるかと
思うととってもイヤ〜ン。つーわけで空港使用税はまた空港で両替して捻出
することにし、タクシーに乗ったのでした。(ここんとこヘタレ)
しっかしなんでリムジンバスがなくなったんやー。不便やんけー。
そして空港に着くと、KIKIの持ってる空港券は事前に空港使用税が含まれ
てるとのことで(もしもし?これを売ってくれたH○Sのお兄さん!?)お金が
あまった。それならばと空港のレストランでピニャコラーダで乾杯♪
インドよおさらばと別れの一杯を飲んだのでしたん。
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オシマイ - -
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