ライフイズビューティフル  (98・伊)     ★★★★☆☆
 La Vita e Bella     そうだね人生は宝だね
内容*イタリアの小さな町にユダヤ系のグイドがやってきた。彼は空想力たっぷりでユーモアな行動力にあふれる男。度々劇的に(?)出会うドーラに一目惚れし「お姫さま」と呼びアタックするが彼女にはグイドの天敵の婚約者がいて・・・

前半部分はめっちゃ好き。けど後半部分が「んなアホな(バレないワケがない)」と思えて好きじゃなかった。が、4年ぶりに見返してみると愛するものを守ろうとする彼のパワーってすごいな と何故だか素直に思えた。収容所シーンも人生いかなる時でもユーモアを持って過ごそうといゆう彼につけた試練の小道具だと思えば、サラリと流せるし。書き方ヤラしいのは戦争反対とかなら、収容所ってもっと過酷でヒドイものだってゆう真実を述べて欲しいからデス。だってグイドみたいにしてたら速攻ドイツ野郎の気にさわって撃たれるって。

 ライムライト   (52・米)     ★★☆☆☆☆
 Limelight   最初の方の彼女へのセリフ、うーん、説教臭いなぁ(-。-;)
内容*昔は売れっ子だった喜劇役者(チャップリン)が階下のバレリーナの自殺未遂を救い、そのまま同居することとなる。死にたがる彼女を励まし、彼女のために久々に安い出演料にもかかわらず舞台にたつが・・・

あの、この映画ってチャップリンの理想の死際を映像化したものなの?若く美しい女性に"愛をささやかれ、舞台では拍手喝采の大成功のうちに死んで"しまうって。この人こうやって死ぬのが理想なのかなぁって。 正直やっぱり年をとったら体をはって笑わせてくれてた喜劇役者は衰えるんだなぁって思った。だって笑えるところはないし、話も少し雑な作りに感じたし…。あまり面白くなく感じました。彼女も以前も文具屋さんに勤めたりしてバレエから逃げてたけど、ダンサーとしては精神が弱すぎて向いてない気がするんスけど?

 ライラの冒険 黄金の羅針盤   (07・米)     ★★★☆☆☆
 The Golden Compass
内容*原作は英国のファンタジー。それぞれの人間がダイモン(精神守護霊。小動物に見える)と常に一緒に生きる世界。学者達が読めない黄金の羅針盤を読める主人公ライラは運命の子供、さらわれた親友達を救うため北へ向かう・・・

原作未読なんですが、明らかに詰め込みすぎなのは分かった。冒頭から「え?ちょっ、ちょっと待って。ダイモンって何??は?ダスト!?」と置いかれないように必死。とにかく目まぐるしく展開が動く動く。シロクマ好きなんでよろい熊が活躍するのはよかった。ジプシャンの衣装とか船もステキやった。ライラかわいかったし、ファンタジーの仕上がり具合もウットリした。ニコール・キッドマンが美しすぎるのも最高やった。(正統派よねぇ。私の中では最近の女優の中では最高にキレイな人やと思う)
が、話追いかけるのとウットリするのに忙しくて、映画を楽しむ余裕がなかったなぁ。都合よくすすみすぎて「あっ」と驚く展開もなかったし…あ、3部作って知らなくてラストは「あっ」って驚いたわ(笑

 乱      (85・日)      ★★☆☆☆☆
内容*乱世の武将一文字秀虎は3人の息子達に家督を譲り引退しようと申し付けたところ 三男は不満をもらす。秀虎は3人で力を合わせて一文字家を盛りたてて欲しかったのに どうも上手くいかなかった。そのうち自分までもが邪魔者扱いされるようになり・・・
黒澤明監督 中世戦国絵巻

映像はキレイだけど最初ストーリーがつかめるまでが退屈だった。 道化だから仕方ないけどピーター浮きすぎ…。結局"正気じゃなくなった秀虎"は何をみたの? アホなもんでつかめませんでした…。まぁ賢い重臣の意見はきいといたほうがいいって 教訓だよね(笑)私の中世戦国時代の暗いイメージ通りの映像でちょっと嬉しいかも。

 掠奪された七人の花嫁   (54・米)     ★★★☆☆☆
 Seven Brides for Seven Brothers   一言で言えば設定ありえねー!!
内容*山奥に住む7人兄弟の長男が嫁を連れ帰った。花嫁を待ち受けるのはマッチョで女心がこれっぽっちも分かってない粗野な野郎供・・・MGMのミュージカル

まぁ昔の話ですから。ホントにさらってきやがりますから、花嫁を。あんなことされて惚れるワケねーだろっ!!・・・ま、それをおいといて(笑)マッチョどものダンスを楽しむことにしましょう♪村でのパーティーのダンスは見もの。優雅を抜きにした元気のいいダンスはとっても楽しめます。あとパジャマ(下着?)ダンスも楽しいです♪

 猟奇的な彼女      (01・韓)      ★★★★☆☆
内容*お気楽な大学生キョヌはある夜電車で外見は彼の好みバッチリな彼女と出会った。彼女は激しく酔っ払っていて人に絡むはゲロを吐くわで大迷惑。そんな彼女を何故か彼が解放するハメになり、おまけにその後も会うことに・・・外見はともかく口癖が「ぶっ殺されたいの?」な猟奇的な言動の彼女、二人はどうなる!?

激しいけど正義感あふれる彼女、魅惑的ですよね〜。彼女の奇異な魅力でどんどん話に引っ張り込まれちゃいました。まぁその猟奇的さの理由、"死んだ人を思い続け、忘れたくない。でも目の前のキョヌに退かれちゃう罪悪感"って気持ちだったのかと後で振り返ると胸キュンきちゃいますよねぇ。ちょこっと『めぞん一刻』が被りました。あと彼の"彼女の見合い相手"への注意事項。思わずジンワリきちゃったよ。なんて暖かい人なんやろなぁ。人を好きになる切ない気持ちをまたもや韓国映画で味わわせていただきました。ごちそうさま

 レオン   (94・米、仏)     ★★★★☆☆
 Leon The Proffesioal    最後のロープウェイみたいなのんNYに存在するのね。乗ってみたし
内容*孤独な殺し屋レオン。麻薬捜査官に家族を皆殺しにされ、復讐を誓う少女マチルダを 助けてしまい、一緒に暮らすことになってしまったが・・・

ジャン・レノもナタリー・ポートマンもゲイリー・オールドマンもみんな味を出しすぎてて いいですねぇ。話自体はわりとありがちで陳腐だと思うのですが、それぞれのキャラがいい。 特にナタリーが私からみても魅惑的すぎ。キュートでええね〜(*´Д`*) 全体的に薄暗く 撮ってない?そこがまたいい感じ。最後のスティングの曲がまた泣かせてくれますよねぇ。 泣くまでいかない内容(私にとって)なんだけど、物悲しい『The Shape of my Heart』が流れたらシンミリきますヨ。

 ロード・オブ・ザ・リング-旅の仲間- (02)     ★★★★★☆
    ある意味旅度★★★★★ …私もこんな中つ国旅したいしたい!!あ、平和な時ね
内容*世界を征服させる魔の力を持つ指輪を受け継いだ若きホビット族のフロド。指輪の元の持ち主の冥王サウロンが指輪を再び手に入れようと企むことを魔法使いガンダルフの助言により知り、 指輪を破壊すべく仲間達を引き連れて旅にでるが・・・

個人的に原作ファンだったので、あの膨大なファンタジーのイメージが壊されないか 心配でした。が、かーなり原作に沿って製作してあったしロケやCGも手が込んでて 私の中では合格点!特にホビット村はめっちゃええや〜ん♪ ただ人物が自分の中で想像してた感じと違うかなぁ。特にアルウェン。 リブタイラーも美しいんやけど、もっと神秘的に美しいイメージだったので …うーんちょっと違うなぁ。って感じました。まぁ馳夫様(私の中ではアルゴラン ではない)が好きなので、焼もちやいてるってのもありますが(笑) 馳夫っちーのヴィゴは全然オッケー。むしろモロ好み 不精髭大好きなので館内でメロメロになってました。ジュルッ あとピピンとメリーとサム。あの…区別全然つかなかった私はダメ?  観てて気になったのは、原作が長いからはしょってる部分があるので読んでない人は 「なんでこうなるの?」とか思わないのかな〜って。ま、いいけど 原作読んでて損したなーって思ったのは"ガンダルフが落ちるシーンでしょ みんなが悲しんでいるとこ観ても「どうせ復活するやん」って冷めてしまって…" まぁ全体的には原作ではまだ面白くなってない感じがあった"旅の仲間"をあれだけ ハラハラさせながら見せてくれたピーター・ジャクソン監督すごし!

 ロード・オブ・ザ・リング-二つの塔-  (03)      ★★★★★☆
 The Lord of the Rings-The Two Towers- 
内容*こちらは3部作の2作目〜。ほんとこれは続けてみないと分からなくなりそうですね。 って原作読んだけど。世界を支配できる力を持つ指輪をホビットであるフロドくんが捨てに行くが 仲間とはぐれ今回は前の持ち主であるゴラムと出会う。他のバラバラになった仲間は悪に陥った 魔法使いサルマンの攻撃を受け窮地に立たされた人間世界を救うべく戦争に参加って感じの ファンタジー。・・・・はしょりすぎ。ゴメンナサイ

さてさて前回アルウェンが気に入らなかった私ですが、今回はゴクリ(ゴラム)がちぃとイメージ 違うなぁ。なんかかわいいぞ。(え?)もっと汚くてトゲトゲしてると想像してたもんで…。 でもしゃべり方はかわいいよね。愛しいしとよ! あと馳夫さまっ!なんで妄想(?)が全部チュッチュッチュしてんだよー。わーん。 まぁ話自体は息もつかせずって感じでハラハラドキドキで3時間あっとゆう間でした。 すごいよねぇ戦闘シーンとかのCG。思わず中つ国にとり込まれてしまいます。

 ロード・オブ・ザ・リング-王の帰還-   (04)   ★★★★★☆
 The Lord of the Rings-The Return of The King-   戦いの前のケルトな音楽よいですねぇ♪
内容*3部作のラスト。人間の国の中心地ゴンドールの首都ミナス・ティリスにモルドールの大軍隊の攻勢が始まろうと していた。ここが墜ちれば人間界に未来はない。それなのに執政は煮え切らない態度。 救うべく奔放するガンダルフはじめ旅の仲間達。そしてフロドは無事に指輪を葬ることができるのか!?

いやぁ最後のフロドの"旅立ちのシーン"で涙ジンワリきちゃったわ。サムが結構活躍 したのでフロドの地位が低下してるよう感じますが、私はフロドこそめちゃんこ活躍したと思うよ。私が人生で恐れている ことは『自分の心が壊れる』ことです。何があっても自分の心さえ芯として存在していれば大丈夫って考えているもの ですから、旅で心が指輪に支配されていくフロドを見るのがとても痛かった。だって自分の意思関係なしに「指輪指輪指輪・・・」 ってなっちゃうんですよ?なんて恐ろしいことだろう。最後のあの段階でも"手放せなかったんですよ?(ゴラムの大活躍!?"で助かったけど) そんな彼が旅が終わっても指輪に心を食われちゃって空っぽな 感じがんもー辛いつらい。西方で癒されるといいですね。アラゴルンが"王冠かぶってメデタシってな"ハリウッド的な終わりでなかったのがマジよかった。監督が原作を愛しているのが分ったわ。
あと敢闘賞にエオウィン。失恋しちゃう乙女でありながら戦士でもある。えーわー。顔が長いアルウェンより(関係ないか・・・) 彼女の方がええやん(笑 それにしてもほんと壮大なファンタジーをステキに再生してくれたピーター・ジャクソンに乾杯! もちろん駆け足すぎて「ちょっと・・・」ってトコもあるけどそれをカバーする映像美で合格点ざます。映像って想像力を 助けるっていうけど、私が長年想像し続けた中つ国より遥かに素晴しい中つ国に感動でした。

 007/カジノ・ロワイヤル   (06・英)     ★★★☆☆☆        旅度★★
 Casino Royale   ヨット乗ってるよ!できれば帆をはったり操るシーンも欲しかった!ww
内容*まだ若きジェームズ・ボンドが諜報員007として任命された頃のお話。依頼でテロを未然に防いだボンドだがその犯人がモンテネグロのカジノでお金を稼ごうとしているのを知り、そこにボンドは乗り込むが・・・

私が映画館で007観出したのはピアーズ・ブロスナンの「ゴールデン・アイ」から(我が家定番のデートムービーなんですよ)007といえばブロスナンだったので、ダニエル・クレイグ合うかどうか心配でしたが・・・ウワワ、全然OKっすよ。カッコエー(*´Д`*)彼も彼でイイじゃないのよ!
今回のボンドガールは使い捨てじゃないんですね。エヴァ・グリーン美しかったけどこのシリーズじゃ"悲恋に終わる"にも見えてるしそういうの期待してないので(笑)恋愛ドラマは別にフーンって感動もしなかったなぁ。 ま、アクションもベネチアもウットリでした。モンテネグロはロケしてないよね?見たかったなぁ。 あと大金持ちのカジノは優雅ですごいですね。ってか死にかけてるし!怖い怖い。

 007/ダイ アノザー デイ (03・英)     ★★★★☆☆        旅度★★
 DIE ANOTHER DAY マドンナもでてるよっ
内容*英国の秘密諜報部員の007ことジェームスボンド(ピアース・ブロスナン)は依頼で 北朝鮮に進入、軍を相手に大格闘を演じるも捕虜になってしまう。14ヶ月後捕虜交換で 出てきたボンドは拷問で口を割ったと疑われ組織から資格を剥奪される。名誉挽回のため 北朝鮮人のザオを追うが・・・

ブロスナンって50歳なんやねぇ。でも、カッコいい!ヒロインのハル・ベリーもカッコイイ! 強くてセクシーでヘリや飛行機までも運転できちゃうんだもんなぁ。好み♪ 北朝鮮はともかくとしてキューバにアイスランド、相変わらず私の旅心もそそり、ハラハラ としたストーリー展開、007はやっぱ楽しいなぁ。 でもね、最新兵器のあの車、"透明になる"って・・・・(-_-;) ありえねーー!!思わずふいちまったじゃないのっ。ホバークラフトは欲しくなったけどな。

 007/ロシアより愛をこめて  (63・英)     ★★★☆☆☆   旅度★★
 From Russia with Love この頃のボンドがいっちゃんカッコいいかと
内容*英国の秘密諜報部員のボンド(ショーン・コネリー)にイスタンブールでの依頼。 西側諸国が欲しがる暗号機を、ソ連大使館に勤める女タチアナが自分から手引きすると アプローチしてきたが・・・

いやもう題名っがいいすよね!そしてボンドガールのタチアナ・ビアンキ美女すぎっ! うっとり〜♪ショーン・コネリーの立ち居振舞いも優雅でステキ♪私も一緒にオリエント 急行のせてってぇ(爆)話自体は今時の007ほどハラハラ盛り上がらないけど、登場人物や 60年代のイスタンブルが味わえるだけで楽しいデス。

 102   (00・米)     ★★★☆☆☆
内容*101匹ワンちゃんの実写映画の続きものですな。前作見てなくても全然OK。 毛皮フェチのクルエラが仮釈放された。いい人になるべく毛皮のことはすっかり 忘れ去り、ダルメシアン飼いのクロエの保護観察を受けることになる。 クロエは自分の犬達がまた狙われやしなか、ヒヤヒヤ。だがクルエラは心優しき青年 ケビィンが保護する行き場のなくなった捨て犬達を助けてあげたりの改心ぶり。 しかしフトしたきっかけでクルエラのダルメシアンの毛皮を作りたい病はよみがえる!?

ううん、こうしてあらすじ書いてみても犬が主役じゃないやん…。 でも子犬で自分だけブチがないことを気にしているオットちゃんはすっげ〜 かわいいのよ。セーター着てる姿はもうプリティ♪ あとクルエラのおうちとか車、クロエの家とかもかわいくって好き好き。 見て楽しめるけど、あんまり心には残らない作品かな(^-^;) まぁ子供向けの娯楽映画だからこんなものか。んでもクルエラのラストのやっつけられっぷりはドリフのコントか?超体をはってる姿は結構スゴイ

 13デイズ  (00・米)      ★★★★☆☆ 
内容*冷戦期の1962年10月16日、2日前に米軍の偵察機がキューバ上空で撮影した写真に 弾道ミサイルが写っていた。との事実が大統領らの元に報告された。ミサイルが実戦配備 される前にキューバを攻撃しようとゆう国防長官らの意見とは相反して、ケネディ大統領は 第三次世界大戦を懸念して空爆を避けようと弟の司法長官らと対策を練る・・・ キューバ危機、緊迫の13日間

2年前にもビデオで観て、歴史も知ってるからどうなるか分かってるのにまたハラハラと観ることが できちゃいました。 政治上の駆け引き映画としてはかーなり面白いと思う。特にソ連側の 動きがあくまで分からないところが当時っぽくていいよね。
オマケ;ダーリンの一言「これ戦争大好きブッシュにみせたらええねん」

 80日間世界一周  (56・米)     ★★★☆☆☆              旅度★
内容*時は大英帝国ロンドン、大金持ちのフォグ氏が仲間達との賭け"80日間で世界が 一周できるか!?"を実践するため、自分の全財産を手に召使のパスパルトゥーを連れ て旅にでた。スペイン〜エジプト〜インド〜香港〜日本(横浜)〜アメリカ〜ロンドンと もちろん飛行機はなく(気球は有り)船と汽車等を乗り継ぎ、彼を銀行強盗犯と思いこん でつけまわす刑事が企むワナやハプニングを乗り越え、賭けに勝つことができるか!?

なんか無駄に長い映画(169分)やなぁってのが第一の感想。あちこちに有名な俳優がでてるらし いんやけど、詳しくないので全然分からん。インドの姫のシャーリー・マクレーンですら インド人の女優だと思いこんでたぐらい(笑)  それにしてもフォグ氏は完璧なイギリス紳士♪いいねぇ紳士。大金バラ撒くけど… それと実際にロケされた(鎌倉の大仏もでてくる)世界を見る事ができるのはやっぱり 楽しい。実際に1870年代に80日で世界をまわれたのだろうか?ちょっとネットで軽く 調べてみると やっぴらんどとゆうサイトの中で原作に基づいてバッチリ解説されていた。 (新・バクシーシとゆうコンテンツの中に入ってます。) ちょっと人種差別が入ってるのと無理に詰め込んだみたいなハプニング(特にアメリカ) 疲れるけど、最後のどんでん返しはなかなかのものです。

 ALWAYS 続・三丁目の夕日  (07・邦)    ★★★☆☆☆
内容*昭和30年代東京の下町で生活する人々をえがいた作品の続編。鈴木オート家には父親が事業で失敗した元お金持ちの女の子を預かることになり、駄菓子屋を営む売れない小説家の茶川は淳之介を手放さないべく芥川賞を目指すことになり…

やっぱり続編はパンチが弱いなぁ。登場人物達が好きで、それぞれの人々にエピソードを持たせようとしすぎな気がした。原作は短編で色々エピソードが描かれてるけど、それを映画でやるのはなぁ。視点があちこち定まらず「え?なんで急にこの話?」と思っちゃうこと2回ほど。あとヒロミ、借金はどうなったの?嫁にいくはずだった関西のお金持ちが立替えたんやないよね?ってのが気になった。 まぁ面白かったし安定した面白さはあったけど前作ほどは感動しなかったなぁ。

 J S A  (00・韓)     ★★★★☆☆   旅度★★
 Joint Security Area
内容*大韓民国と北朝鮮の境にある板門店(JSA)はお互いの兵士が至近距離で見張り合って いる最前線。そこの北朝鮮側の見張り小屋で韓国兵(ソン・ガンホ)が北朝鮮兵を殺害する 事件が起きた。その原因を解くべく中立国としてスイス在住の朝鮮人の父をもつ女性調査官が 派遣され事件の核心に迫る・・・

いやぁ 上手い謎解きモノかつ38度線問題をすっげー考えさせられる映画ですねぇ◎ 画面構成も結構凝っていて飽きがこなかったです。ただ冒頭のAREAパートで両軍側それぞれ が主張している事件当夜の現場状況2つ、説明が不充分で??やった。見終ってからビデオ 巻き戻して観てようやく納得。ちょっと分かりづらいかなぁ。 私も01年に板門店ツアーに参加したことがあるので余計に見入っちゃいました。 確かにあそこまで両軍の兵が"仲良くなることはありえないけど(4人で遊ぶ時はしゃぎ過ぎやって!ばれても"しゃあないっちゅうねん)ホントは同じ人間で敵対しあうこともないのに…って製作者側の思いが伝わってきて○まる。微妙な立場の女性調査官の父親の過去もからめて 朝鮮半島問題を上手に表現しているなぁとホンマ感服!「シュリ」よりはるかにいい作品かと。  ラストに"ソンが自殺してしまうが、自分の好奇心(多分)で仲を深めていったのに裏切って 先に撃ってしまった後悔からだよね?それなら生きて自分の経験をいかして両国のかけ橋"に なるよう勤めて欲しかったなぁ。

 M:i:III   (06・米)     ★★★☆☆☆       旅度★★
内容*IMFの今は現役を退き教官として働くイーサン(トム・クルーズ)は結婚間近。かつての教え子が敵に拉致されたのを知り、仲間と救いに向かうが、それが婚約者の危機を招く・・・

スパイ映画らしくアクションもよかったし、かつ最近のこの手の映画にありがちな「裏切りの裏切り」の分かりにくさもなく面白かった。ま、2回は見たいとは思わないけど(^-^;) バチカンに上海と風景も楽しめ ましたね。最後民家を走り回るシーン、あれ上海じゃないよね?とググったら【上海からバスで1時間半ほど離れた町の西塘】ってところらしい。いいよね、あの景色♪ それにしてもあの彼女のあの活躍ぶり・・・何者!?

 once ダブリンの街角で   (06・アイルランド)     ★★★★☆☆   旅度★
 Once   アイルランドだからケルティックな音楽期待したら普通のラブソングやった。よかったけど
内容*ある夜ダブリンの街角で唄うさえないストリートミュージシャンの彼の前に、チェコ移民(出稼ぎ?)の彼女が立ち止まり、彼にあれやこれや質問して掃除機を直してもらうことを約束させられることになり・・・

物語はシンプルで、寂しい二人が歌を通じて愛情(友情とも?)を育み、共同で曲を作り上げていき、CDを作成し、やがてそれぞれの道に…ってベタな展開なんですがホロリときました。狙い通り(?)ものすごく二人の歌が耳に、心に残るんです。映画観終わって1ヶ月たった今も。サントラが売れるのも無理ないわー。
最初彼女が彼に、彼の恋愛についてシツコク質問してたのを観て「え?変な人?」って思ってたら・・・・彼が歌う「離れた相手を恋しく思う気持ち」に共感して自分を重ねて色々聞いちゃってたんですね。それが分かった時ホロってきちゃいました。自分の側にいない相手を思う気持ち、愛の喪失感、寂しさをあらわす音楽…上手いなぁ。やられたわ。
物語にちりばめられたお金を貸してくれた元ギタリストやレコーディングに協力してくれた彼らなどちょっぴり面白い登場人物達も素敵でした。

 T.R.Y.   (02・日、韓、中)     ★★☆☆☆☆
           黒木瞳の役は必要だったのか?
内容*1911年上海。敏腕詐欺師の伊沢(織田裕二)は仕事上の失敗により刑務所に叩き込まれ、おまけに殺し屋から命も狙われて最大のピンチ。窮地を救ってくれた革命家 たちに日本軍を騙す大詐欺を依頼されて・・・

邦画にしてはよく頑張ったと思うよ。なんたってあの時代の上海を風景、衣装などを再現してんだもん。好きやわぁ、あの雰囲気。てなことは置いといて、途中の中だるみぐあいや「俺は伊沢を信じるよ」等の妙な友情ゴッコみたいなのにはウンザリ。最後のどんでん返しも詐欺師なんだったらもっと「あっ」と言わせてくれよぉおおーとギリギリ。あ、あと陸軍将校の渡辺謙のマントに萌えました(ブラックジャック等ちょっぴりマントフェチな私)あの時代マジであんな格好してたんやろうなぁとウットリしちまったい。

 

>>movie top  >>home。.