カクテル   (88・米)     ★★★☆☆☆             旅度★
 Cocktail 
内容*兵役を終えたブライアン(トム・クルーズ)は一攫千金を夢見てNYへ。学歴、職歴がない彼は オフィス街で仕事を得ることができずとりあえずバーテンをすることになり・・

我が家はシェーカーあってリキュール類もめちゃんこそろえてるカクテル(というか酒)好き。なので 見てみました。うひょーマネしたーい!でもできるまでに何本割ってしまうんだか(笑 ストーリー的には なんちゅうかホンっとアホだよなぁ主人公・・・ヒロインもアホちゃうん!?としか突っ込みようが無い ヌルイ恋愛ものですが、バブリーな頃の香がプンプン、そして80年代ロックが溢れてて (見る人によったらかなり懐かしいのでは?)雰囲気を楽しめる映画ですね。NY,とりわけジャマイカに 行きたくなります。

 華氏911   (04・米)      ★★★★☆☆
 Fahrenheit 9/11
内容*標的はジョージ・W・ブッシュ!? イラク戦争は何故起こったか?犠牲を強いられてるのは誰だ?ブッシュの本当に目当てとしているものは?ドキュメントでありながらエンターテイメント!

ハイ、私もブッシュ嫌いですよー。ま、イラク攻撃が石油の利権からんでるとかは知ってましたが結構楽しんでみられました。前半部分のもっていき方は上手いですね。ドキュメンタリーとしてはオオッてなものは少ないですが、 映画という形にしてアメリカ国民にアピールってな点では成功ですよね。たとえ政治的なプロパガンダとしてもそういう点ではいいと思います。アメリカもなんだかんだいって階級社会で貧困層の人はだまされてばかりですものね。 もっと最後の方の議員の子供をイラク前線へってなことやってくれてるの期待してたんですが、その点ではハズレ。あとセールスマンチックな兵隊への勧誘には笑っちゃいました。 まぁ興味ない人にはとても苦痛な映画だとは思いますけどね。

 風と共に去りぬ   (39・米)      ★★★★★☆
 Gone with the Wind 
内容*南北戦争を背景に描かれた言わずと知れた大河浪漫。農場地主の娘スカーレットは 勝気で美しい娘。彼女に恋する男性は数多くいるが彼女が思いをかけてるアシュレー だけは彼女に振り向かず、彼女が思いを告げた日にメラニーとの婚約を発表する。 腹いせでメラニーの兄と結婚するスカーレットだが、戦争が始まり彼女の身の上も生活も どんどん変わっていき・・・

まだ少女の頃(笑)見てスカーレットの美しさと彼女の逞しい生き方、レッドバトラーの粋で 型破りな生き方にメロメロになって何回か観たり原作を読んだりしたものです。 最近アトランタを訪れたので(も〜ちろん原作者のマーガレットミッチェル記念館行って きたで〜)観たんだけど・・・スカーレットのあまりのビッチぶりに「こんなヒドかったけ?」 アシュレーの曖昧さに「やっぱりコイツが最初ガツーン言わんかったからあかんねん」とか 「妹の"彼氏をだましてかすめ盗るのはさすがにいき"過ぎやろ〜」など昔ほどメロメロならずにツッコみながら観られました。
古い時代に彼女のように生きるのってすごく勇気がいるし、戦争時にはあぁでないとね。 ひどい性格だけどやっぱバイタリティ溢れる人って好きだなぁ。 それにあのバトラーとのロマンス、たまんないよねっ♪ なんでもバトラーのモデルはミッチェルの最初の夫(レット・アップジョー名前まで似てる) で、ラストバトラーが"突然去って"しまうちゅうのもミッチェルが実際にやられてかーなり心に残った出来事をモチーフにしたんだそうな。

 風の谷のナウシカ   (84・邦)      ★★★★★☆
      メーヴェってすんげ背筋、腹筋、腕の力がいるよな。私には無理や・・・
内容*戦争により文明の進化がとだえ、世界は人が住めない毒をもつ腐海が広がっていく中、辺境の「風の谷」では風をあやつり 蟲たちにも思いやりの心をもつ少女ナウシカがいた。ある日しずかな平和を保つこの谷に謎の物体を積む飛行機が墜落して・・・

もう20年も前の映画なんだなぁ。BGMが80年代している(テクノっぽすぎへん?)以外は全然古さを感じさせないよなぁ。 私は原作の方が好きなんだけど(読んだら映画がちょっと色あせてしまって★満点ならず)、映画もコンパクトに上手くまとめて あるよなぁ。何回みてもラストの方のナウシカが必死に 頑張る姿、特に両手を広げる姿に涙しちゃうよ。この映画はなんといっても宮崎駿が作り出す独特の世界観に圧倒 されるよね。腐海に王蟲、風の谷・・・スゴイよなぁ。彼の頭の中どうなってんだろ?
映画では風の谷が救われましたとさ、でチャンチャンとなってるけど原作ではより深く、自然とどうやって付き合っていくかや、 腐海が生まれた理由、巨神兵が意外に活躍、クシャナが映画ほど悪人でなかったり、風の谷があんまりでてこなかったりするんだけど、あまりの内容に私は日常に戻れなくなるかと思うくらい世界に入りこんでしまった(笑  思うに宮崎さんは『もののけ姫』でも思ったけど、自然を壊すなんて許せない。と同時に"汚してしまった自然は取り戻せないけど、それと頑張って共存していくしかないじゃないか"っていいたいのかなぁと思います。
映画が好きで原作読んでない人は絶対原作読んだほうがいいですよぅ。

 カッレくんの冒険 (96・スウェーデン)  ★★★☆☆☆   旅度★
 KALLE BLOMKVIST  あっさり食べようとするなよ…
内容*夏休み、探偵に憧れるカッレくんは仲間のアンデスとエーヴァ・ロッタと白バラ軍を結成して赤バラ軍と戦争ごっこをして平和に(?)遊んでいたが、ある日エーヴァロッタが殺人事件に遭遇してしまい・・・原作はリンド・グレーン

挿絵のイメージからカッレくんてヒザ小僧が飛び出るほど痩せているイメージだったのですが・・・なんでメガネかけててプニュプニュしてるのん?探偵少年って昨今はそういうイメージ なん?そして魚屋??? まぁキャストはおいといて映画でも殺人事件がでてくるのに町のノンビリした雰囲気が伝わってくるし、事件の解決もいい感じにハラハラできて、サラリと爽やかに見られる映画だと思いました。

 髪結いの亭主  (90・仏)     ★★★☆☆☆
 Le Mari De La Coiffeuse  毛糸の海水パンツなんてはきたかないよママン!
内容*主人公は少年の頃床屋の女主人に恋をした。その名残か床屋の女性と結婚するのが夢だった。その願いが叶い髪結いの亭主になれて・・・12歳の頃の思い出をフラッシュバックさせながら髪結いの亭主のちょっぴり変わった世界を描いた作品

いかにもフランス映画っぽい内容ですよねぇ。彼の特殊なフェチ全開だよ。ウマイなぁ。色彩がキレイなのも印象的。あとテーマソング?のアラビッシュ音楽、やばいです。見終わった後はまって家にあったアラビックテープをずっと聴いて妙な踊りまで入れてしまいます(影響受けすぎやってバカだ)ほんとオヤジ変態はいってるよなー。
それにしてもマチルダ、愛されている"うちに死にたいのは分かるけど、ほんま衝動的"やなぁ。フランス映画じゃなかったら納得できへんって(笑)

 かもめ食堂   (05・邦)       ★★★☆☆☆     旅度★★
内容*ヘルシンキで「かもめ食堂」を切り盛りするサチエ(小林聡美)、最初は客が全く入らなかったが、日本かぶれの青年や、旅でヘルシンキにやってきたミドリさんやマサコさんらがお店にくるようになって・・・

たんたんとした映画なんだけど何故かひきこまれました。何故ヘルシンキで食堂なのか?とかそれぞれの登場人物のバックボーンは謎のまま。旅行で来ている二人はビザの関係もあるだろうからそのうち帰ることも想像できるんだけど、きっとサチエさんはそれもたんたんと受け入れて、また淡々とした日々をかもめ食堂で過ごすんだろうなぁ。表面的な会話しかなくても、一緒に働いて、美味しいものを食べれば 心の傷も癒せるんだなぁと何故だか思いました。

 から騒ぎ  (93・米)      ★★☆☆☆☆
 Much Ado About Nothing
内容*シェイクスピア原作、中世もの。シシリー島に戦争に行っていた男達が帰ってきた。 戦士の一人クローディオは知事の娘ヒーローに一目惚れし、結婚の意志をしめす。 独身主義者のベネディックはヒーローの従姉妹ベアトリスと再会したとたん、皮肉の言い 合いがエスカレート。さてさて彼らはどうなっていくのか・・・

原作がそうなんだから仕方がないんやろうけど、式"当日にいくら策にはめられたとはいえ しっかり確認もしないで「この女は処女じゃない!淫乱だぁ!こんな女なんかいらーん!!」 と公衆の面前で騒ぎ立てる野郎と誤解がとけ"ても結婚したいか!?私なら誤解は解いて もらいたいけど、んな男こっちから願い下げじゃっ!ってまぁ時代が時代だけどね。 やっぱシェイクスピアものはセリフまわしが独特でどうも疲れる・・・。 雰囲気はでていてシェイクスピアの世界は広がってるとは思うが。

 がんばれ!ベアーズ   (76・米)     ★★☆☆☆☆
 The Bad News Bears
内容*元プロ野球選手だった主人公は今ではアル中気味のプール清掃人。ある日少年野球の 監督を押し付けられたが、それはそれはひどいヘタクソばかり集まったチームだった。 あまりのボロ負けっぷりに主人公は元恋人の娘(テータム・オニール)をピッチャーと して連れてくるが・・・

テータム・オニール目当てで観たのですが、まぁよくある努力して成功する・・ってものの わりに主人公勝つことに手段選ばなすぎのような(^_^;) 個人的にはこっちもかわいいけど 「ペーパー・ムーン」のテータム・オニールの方が好きかなぁ。

 キッド   (21・米)         ★★★☆☆☆
 The Kid
内容*子供を育てる自信がなかった女がお金持ちの車に赤ん坊を捨てた。その車は盗まれ、子供はまた捨てられ、たまたまチャーリー(チャップリン)が拾い・・・

血は繋がらないけどその親子愛は本物に!ってまぁありがちな感動ものですね。それをうまーくユーモアたっぷりに見せてくれました。子役(ジャッキー・クーガン)も上手いなぁ。表現力にビックリした。調べたら親に莫大な収入使われまくって裁判までおこしてたのね。

 キャンプで会いましょう (邦・95)      ★☆☆☆☆☆
内容*後藤久美子扮する都会のバブリー娘風キャリアウーマンの主人公が 仕事でキャンプとかかわるようになり、そこで出会ったアウトドア馬鹿の 青年に惚れられる。最初は邪険にしてたが(恋人がいたから)、そのウチ に・・・。パラグライダー、カヤック、電飾で飾られた(笑)テント等アウトドアグッズ満載

「私をスキーに連れてって」みたいな映画やね。  それにしても主人公の性格は恐ろしい程イヤな奴やった。そして話の進み 具合もツッコミどころ満載である意味オモシロかったかも(^-^;) なんなのこの話と原作者を見ると田中律子やった。・・・なるほどね。

 キューブ   (97・カナダ)     ★★★★★☆
 CUBE  冒頭シーンで肉のナスはさみ揚げを食べてた私は・・・オエエ(笑
内容*ある日突然約4m四方の立方体の箱に入れられていた男女6人。それぞれの面に出入り口があり、 また別の同じ大きさの箱に出入りできるがトラップが仕掛けてある箱もあり・・・彼らは無事脱出できるのか!?

色は変わるけど同じ箱のシーンばっかりなのに「なんで?」「脱出できるん?」と私は最後までピーンと緊張しっぱなしでした。ほんと構想がウマイ!誰が彼らを何の"目的で閉じ込めたかは最後まで分ら"ないけど(それはそれで私的にはよかった)、メンバー的には"揃って出れた"ハズなのにな。RPGなんだけど人間同士の葛藤がいいスパイスになってる。確かに理由もなくあんなとこ閉じ込められて飯も食えないんじゃイライラするわなぁ

 嫌われ松子の一生   (06・邦)     ★★★☆☆☆
内容*身近な男達から思ったように愛されなかった松子は食も恋人も流されるようにして変わっていき、あげく一人ぼっちで川原で死んでしまう。そんな松子の一生をミュージカルもまじえて振り返った作品

悲惨な内容をコミカルにあきさせずグイグイひっぱっていかれました。途中までは。 最後嫌われた松子のえがき方が悲壮さがあまり感じられず、後半「長・・・」とだれてしまいそのまま終わってしまいました。面白い演出だとは思ったけど後半がもったいないなぁ。

 ギルバート・グレイプ   (93・米)    ★★★★★☆  旅度★★
 What's Eating Gilbert Grape 奈津子の誤訳?父親は17年前に死んだっていうのに妹は15才って…
内容*アイオワの人口1000人ほどの田舎町で流行らない食料品店で働くギルバート(ジョニー・ディップ)は知的障害を持つ弟アーニー(デカプリオ)の面倒を常にみないといけない上に、父親の自殺以後過食症になり何年も家から出ていない巨体の母親を姉と妹とで支えていて身動きが取れない。ある日トレーラーで旅をするベッキーと出会い…

エンドロールみるまでアーニーがレオだったと気がつかなかった人→私ですw
アーニーといえば給水塔、町の人簡単に登れなくなるように対策しろよヽ(`д´)ノ ギルバートだってクソぐらいするんだし(失礼)100%見てるの無理なんだから。
それにしても主人公は酷い境遇だ。弟一人でも大変なのに母親までも。唯一のウサ晴らし?は子持ち主婦との不倫。姉、妹とともに希望も持てやしない町に、家に縛りつけられるのに慣れてしまい、諦めきっていすぎて悲しい。長兄は捨てて逃げてずるいよ、全て捨てたくなるだろうにそれに慣れて街から出れもしない(家出した時町境から出れなかったのは印象的だよね)家族だから。見ていて彼はどうなれば解き放たれるのだろうと胸がなんだかしめつけられたよ。
「あなたは何をしたい」と問うヒロインは精神的に彼を救いましたよね。そう、どんな境遇でも自分が何をしたいかを考えるのを止めたらダメだ。  衝撃的な儀式"家ごと母親を燃やす"には驚きましたが、 「母親の"死体を笑い者にさせたくない。」"には彼も淡々と見てたけど母親が笑い者になるのは辛かったんだなぁ、と思った。上手いよなぁ。最後の不思議な再生にジンワリきました。いつかベッキーと地に足をつけて暮らして欲しいですね。  映像も美しいし…アメリカの中央部一度訪れてみたい場所です。

 キル・ビル   (03・米)     ★★☆☆☆☆
 Kill Bill    手も足と同様リハビリしないと動かないよね?
内容*結婚式に刺客がやってきて牧師も花婿も客も惨殺された。花嫁(ユマ・サーマン)は意識不明の状態が4年続き、そして復活。身篭っていた子供も亡くしたことを知り復讐に燃えるのであった・・・

・・・・・・(゚Д゚)ポカーン・・・なんじゃこの世界観は!!??
前半はフンフン、ユマ・サーマンカッコええな〜。美女が血まみれで殺し合いってすげーなー。って感じでしたが、後半、すまん、凡人の私にはついていけなかったよ。タランティーノ監督。なんスか?「恨み節♪」って。まぁ日本のイメージがああなのはよくあることだから別にいいのよ。でもなぁ・・・。

 キングダム・オブ・ヘブン   (05・米)  ★★★☆☆☆
 Kingdom of Heaven   あ、あのバリアンって鍛冶屋なんですよね?いつの間に剣の達人に…
内容*12世紀、十字軍が作ったエルサレム王国はアラブ諸国との攻防が続いてた。フランスの鍛冶屋のバリアン(オーランド・ブルーム)は弟の嫉妬から村を追われて十字軍に参加することになる。王とその妹に出会いエルサレムを守ることになるが・・・

時代背景を理解してないと「え?」ってなりがちですよね。幸い私はその辺りの知識が豊富な方々と鑑賞したため(しかも編集しなおしたバージョンを)色々な疑問を解いていただけたのでラッキーでした。
それにしても衣装や戦闘シーンなどオタクチックに作りげられてて凄い凄い!血しぶきに王の素顔など怖い怖い!

 禁じられた遊び   (52・仏)      ★★★☆☆☆
 Jeux interdits  馬に蹴られて死んじゃった人って初めてみたよ
内容*1940年疎開中にドイツの爆撃によって両親を亡くしたポレットは、ミッシェルの家の世話になることになる。幼い2人は動物たちのお墓を作ることに夢中になり・・・

あの年頃って「ごっこ遊び」にはまるんだよねぇ。悪いことしてでもポレットを喜ばせたいミッシェルの気持ちもなんか分かるわぁ。幼い自分の気持ちもちょっぴり甦りました。昔のフランスの貧しい農家の様子もひしひし伝わり、ナルシソ・イエペスのギターのメロディも耳から離れません。なんだか記憶に残る映画かな。どーでもいいですが昔バイトからの帰り道にこの曲ばっかり弾く青年がいて(しかも人通りが少なく暗めな場所でやってるし)、暗い気持ちになったことが思い出されます。もっと明るいのもやってくれよ。なんか怖いんだよ。この曲しか弾けなかったんだろうか!?

 グッド・ウィル・ハンティング   (97・米)    ★★★☆☆☆
 Good Will Hunting     ウィル君いつあんなけ大量の本をどこで読んだんや!?
内容*ウィルはMITの学生でさえ解けない難問の数学でも楽々解ける大天才。が、彼はただのハーバード大の掃除夫で、下町の幼馴染と毎夜のようにバカ話をしてお酒を飲む毎日。その天才性に目をつけた教授は彼にカウンセリングを強制して・・・

ロビン・ウィリアムズには泣けんかったけど、幼馴染のセリフ"「20年後にまだここで働いてたら許せない。黙って旅立ってくれたら嬉しい」"ってなセリフにもうジンワリワリっすよ。兄ちゃんめっさいい奴すぎる。(ノД`) "車プレゼント"してくれてたり、ロビンより数万倍彼の背中を押してるような・・・。

 グッバイ・モロッコ   (98・英仏)     ★★★☆☆☆     旅度★★★
 Hideous Kinky  子供の衣装がめちゃプリティ
内容*ロンドンでの詩人との生活に破れ、二人の娘を連れてモロッコはマラケシュでヒッピー風に暮らすヒロイン(ケイト・ウインスレット)。そんな母親にもっとちゃんとした生活をおくりたいと娘たちは言う・・・

多分ヒッピーをだしたいから72年って設定なんだけど、もう道路とか全然現代やし。 それにしてもすげー最悪の母親だ。子供がいなかったら自分探しもOKよ?映画内で他の人にもつっこまれてたけど 母親ならもっとしっかりしなきゃ。別れた男のお金なんてあてにしてないで地道に働けっての。 ラストの後ちゃんと目覚めてロンドンで真っ当な生活をおくったならいいのですが・・・ホントヒロインのバカ具合に 気合のビンタかましたくなる映画っす。  でも私大好きなマラケッシュの魅力は満載!あの混沌ぶりやアラブ風味のお部屋やアパートはステキ♪あーモロッコまた行きたい!!

 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦 (02・邦)   ★★★☆☆☆
内容*野原家が戦国時代にタイムスリップ。武士としていきる井尻又兵衛、彼と密やかに思いあう 廉姫。二人とからむしんちゃん達・・・

普段のアニメをそんなに見たことないけど、しんちゃんのおバカ度が少なかったような・・・ 評判がいいので期待しすぎたのか、思ったよか感動しなかったなぁ(^_^;) ま、面白いんじゃない? って感じでしょうか・・・。

 黒い家  (99・邦)       ★★☆☆☆☆
内容*主人公の保険会社に勤める男が客の指名でその客の家にいくと、客の子供が 首を吊って死んでいた・・・。不信な死に方に保険がなかなかおりず、主人公は そのオカシナ客につきまとわれ、変な事件に巻き込まれていく・・・サイコホラー

なんつーか主人公が変に怖がりすぎててかえってこっちが白けます。 最後のほうはさっさと110番しないのにはイラつきまくり(笑)。 ほんとは★一つにしときたい程なのだが、大竹しのぶの演技がすごすぎるので あえてアゲ。彼女はホンマ天才やね。上手すぎてコワイ。"「チーチ しゃぶれ〜」"には爆笑したけど。すごい脚本や・・・

 クリクリのいた夏  (99・仏)      ★★★★☆☆
  Les Enfants du marais  原題は沼地の子供達
内容*1930年代フランスの自然豊かな沼地にクリクリの家族はいた。パパのリトンは人は いいが頼りにならなく貧乏暮らし。隣人のガリスは 12年前軍隊帰りでフラリと立ち寄った ままこの地を離れられずリトンの家族の面倒を何かと見てくれ、気ままに暮らしていた。 ある日酔っ払ったリトンは試合直前のプロボクサーと喧嘩になり、ボクサーはリトンに恨み を抱きつつ刑務所にぶち込まれてしまって・・・

観終わってすぐに気になったのは「この邦題なんか違うやん!」ってことかな。 題名だけで勝手にクリクリとゆうかわいい子供が(ロッタちゃんとかみたいに) みんなを幸せにする映画かなーって想像してたもんで余計に(^-^;) しかも夏って?まぁいいけどぉ。 観た後ほっこり幸せになる映画だねぇ。ガリスの「自分のことは自分で決める自由」な 生活はマジステキ。やわらかな友達に囲まれてカタツムリ狩りやカエル獲りいいよねぇ。 それを絶賛するだけでなく、厳しい現実やリトンに対するフラストレーションもきちんと えがかれてるのがまたよかったかも。礼儀も人間もできてるガリスって結局何者だったん やろう?彼を"ふるマリーは"ほんまバカバカッ! んでラスト、クリクリが"ボクサーをドーンと沼に突き落とすのは"意外で笑えた。こりゃええっ! それにしても愛しの(観ながら惚れてた)ガリスはいったいどうなるのー?

 ゲド戦記   (06・邦)     ★★☆☆☆☆
内容*真の名が重要な意味を持ち魔法が存在するアースシーの世界で、 国王である父親を刺してしまった少年アレンは世界の均衡が崩れた謎を解こうと旅する 魔法使いハイタカ(ゲド)に助けられ一緒に行動をともにすることになるが・・・ 原作と全然違うじゃないかと罵倒沸騰(笑)のジブリアニメ

噂を聞いていたので「これは『ゲド戦記』じゃない・・・」って暗示をかけていったら想像よりも 酷くはなかった。なんていうか人物設定や世界観を借りたオリジナルだと思えば 色々破綻しているところはあるものの、まぁ観れないものじゃないかなぁって 思いました。ただし私原作は4巻までは読んでるから、真の名の重要性やゲドの魔法が 失速していったことやテルーが龍になったことなどが「ああ、あそこからとってきてる んだな」って分かったからかもしれませんが・・・
神輿に無理やり担ぎ上げられ、やったこともない映画の監督をさせられた吾郎さんは かわいそうだ。それならさぁ、担ぎ上げた人さぁ、せめて脚本ぐらい目を通して ストーリーが収拾されてないとこぐらい読んだら分かるんだろうし指摘してやれや〜。 って思ったかな。アレン父親刺す意味ないし(家出してくるぐらいでよかったのでわ?) 均衡が崩れている原因をクモのせいだともっと明らかにするとかさ。 っていうか無理やりオリジナルなんて作らなくても、ちゃんとした原作があるんだから 普通にそれになぞって作ればいいだけじゃないの?わざわざオリジナルを作らないと いけない理由が一番わからん!原案のシュナの旅だってドレイ売買とそこから救い出す シーンがそうなの? 
こうやって観ると駿はやっぱり天才だったんだなぁってすっげく分かりましたね。 ほぼ同じスタッフを使ってもスピード感とか見せ方が抜群にうまいんだな。と。 冒頭の龍の喧嘩の嵐のシーンでもきっと船乗り達は「積み実を捨てろ〜」とか 言わせたり、テルーにもただ剣を持って走らせるだけではなくもっと人をかきわけたり させただろうし・・テルーの唄のシーンもかなり重要なシーンだろうにただ横顔で唄わすだけとかありえん。
それにしてもせっかくの「ゲド戦記」もったいね・・・(;´Д`)「影との闘い」なんて かなりゾクゾクくる話なのに。

 恋する惑星   (94・香港)     ★★★☆☆☆
 CHUNGKING EXPRESS/重慶森林  ブリーフだけはおしゃれに見えないヤメテクレ
内容*ある惣菜屋さんを介しての2つの恋物語。金城武演ずる失恋男が闇の匂いプンプンな金髪姉ちゃんに恋をする&フェイウォン演ずる女の子がこれまた失恋男な警察官に恋をする・・・映像がガラスや光などをうまく使ってたりしておしゃれな映画

金城武、わっ若くて初々しい〜。でも彼のパートはバタバタしててあんまり残らないのよね。(再見だけど覚えてなかったし) そしてフェイウォン・・・彼女のようにキュートな女のコがやってるから「かわいい恋心♪」なんて言えるが、もし貞子風味な根暗な感じのコがやったらどうよ?同じこと言えるか!?自分のベッドでジタバタやられてんだぞ?人間かわいいと得だよなぁ・・・。安食堂好きとしてはトニーレオンの食っとった食堂でメシが食いたい。ああゆう雰囲気大好きです。

 この森で、天使はバスを降りた  (96・米)      ★★★★★★
 The Spitfire Grill  郵便局のオバちゃん職業倫理もとうよ
内容*美しい自然だけが取柄の片田舎ギリヤドに過去の出来事で心に傷を持ったパーシーが やってきた。一人で暮らすハナが経営するレストランに住みこんで働くことになるが、村の人は パーシーが刑務所あがりとゆうことで興味深々。ある日ハナが怪我をしてパーシーにレストラン での調理を頼んだり、缶詰を裏庭に置くことを頼んだりすることになるが・・・

ごめん、この映画超好みなの。ストーリーはちょっと弱いとこもあるけど、人の弱さ、醜さをとても 上手く表現してると思う。みんなが普通の人間でパーシーも人に影響は与えるけど天真爛漫で 明るいって感じじゃないのがまたいい。ハナ、パーシーの"子供を守りたい"気持ちが痛いほど 伝わってきます。私はパーシーが「ギリアドで癒されて〜♪」を口ずさみながら"森の人と 触れ合う"場面がとても印象深く、好きで好きで…この辺から泣きっぱなしになっちゃうのデス。 映像も美しくほんま心に残る映画です。

 コープス・ブライド   (05・英)     ★★★★☆☆
 Corpse Bride
内容*成金の気の弱い息子ヴィクターは貧乏な貴族の娘ヴィクトリアと政略結婚することになっていた。 が、ウッカリ偶然死体の花嫁エミリーに求婚してしまい、結婚することに!?・・・

ミュージカル仕立てのストップモーションアニメです。ティム・バートンです。これだけで もう期待感いっぱいいっぱい♪映像もゴシックホラーなんだけど(最初おっかけられるシーンなんて すげーホラー映画調!)骸骨が沢山活躍してて私的にはベリキュートな映画でした(*´Д`*)
アゴがガーンと外れる骸骨、パカッと二つに割れるヤツなど細かいところも凝ってて観てて 飽きないですよねぇ。ネタバレ的にはラストがめっさよかった。ジンワリきますよね。なんせヒロイン二人とも "人がいいだけにラストどっち選ぶの?"って思ってたら…ああきましたか。 なんとも"物悲しいラスト"ですよねぇ。フト思ったのはティム・バートンってさ 今までの作品からみると薄幸そうな女性が好みなん?とか思ったりー。

 

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